男性に人気の歴史漫画

男性に人気の歴史漫画は、「キングダム」を選ぶ人が多いようです。キングダムは中国の春秋戦国時代を舞台に、戦乱の世が描かれている人気漫画です。

主人公は、籍もなく苗字も持たない下郎の出だけれど剣の腕が立ち、勇気が人一倍ある信(しん)と、陰謀に追われ独り逃げ出した秦国の若王、嬴政(えいせい)が出会うところから始まり、数々の苦難を乗り越えながら身分の違い過ぎる2人が戦乱の世を強く歩み続けるというストーリーになっています。

また、「スラムダンク」で有名な著者による「バガボンド」も人気の歴史漫画です。有名な剣の達人、宮本武蔵と佐々木小次郎の生い立ちや苦悩、剣への狂おしいまでの思いが綴られており、その戦いには目が離せません。

男性に人気の戦記漫画

男性に人気の戦記漫画であれば信長の忍びという漫画があります。これは四コマ漫画で連載されているものですが、織田信長の忍びとして使える女の子が主人公となり、信長の天下統一の手助けをしていくというモノです。

基本的には史実に沿っていて、この忍びの女の子が活躍をするという事以外は歴史上の史実に沿った形で話は進んでいくという事で、面白いだけではなく、勉強にもなると言えるかもしれません。四コマ漫画なので落ちが至る所に用意されていて、読んでいるとあっという間に楽しく読めるのが人気の理由という事が言えるのかもしれません。

戦記という事になると、クライマックスまでが時間がかかるというのが常なのですが、それが四コマ漫画になったことで解消されています。

男性に人気の戦争漫画

ビックコミックに2014年24号から掲載されている「空母いぶき」はかわぐちかいじ氏の男性に人気のある戦争漫画です。「いぶき」は作中に登場する架空の航空機搭載型護衛艦の艦名です。本作発表前の中国は尖閣諸島の領有権を主張し、日中間で領土問題が紛糾するという時代背景があります。

もともとかわぐち氏は「沈黙の艦隊」「ジパング」等の軍事ものが得意な作者でしたが、この作品は時代背景を含め現在進行形のような生々しさがあります。「いぶき」が南鳥島沖で演習航海中、中国軍は曙光工程を発動し突如として日本への侵攻を開始します。日本政府も垂水総理のもと防衛出動を命じます。中国政府も即応し、空母「広東」を出動させます。

もちろん両国とも全面戦争は避けたいところですが、現地の戦闘状況に伴い、対立する両艦隊の司令官の思惑もあり、戦況は予断を許さない情勢です。まさにリアリティと緊張感の中、この漫画から当分目が離せません。

男性に人気のドラマ漫画

ハロルド作石「BECK」は平凡な中学生である田中幸雄が天才ギタリスト南竜介と出会い、ギターを始め、ロックバンドとして世界中で活躍していきます。

ロックバンドのサクセスストーリーな漫画です。人生の中で一度バンドを組んだ経験がある男性にはおススメの作品です。単なる音楽漫画ではなく、淡々と主人公の学生生活を描写したり、恋愛模様も描いたり、様々な展開があるドラマ漫画です。

作者自身が音楽に精通しているのと、画力の素晴らしさが相乗効果を出し、演奏シーンでは本当に音楽が聴こえてくる錯覚に陥る程の漫画です。地方の中学生がギターの腕を磨き、人気バンドのメンバーとして成長していく姿を追います。

個性的なキャラクターも多数登場し、音楽に詳しくない読者でももちろん楽しめます。

男性に人気の青春漫画

男性の人気を集めている漫画が少年漫画とは限りません。近年、実写映画化が頻回に行われることで男性の中にも女性向けの青春漫画そのものになれてきた方もたくさんいるようです。

とりわけ、アニメ化と実写化が時期をずらして行われた「アオハライド」「Orange」は男性にも認知され、ファン層を拡大しているようです。他にも少女趣味の男子が活躍する「乙男(オトメン)」「花より男子」などの作品は男女問わず未だに高い人気を誇ります。

男性だから少年漫画、女性だから少女漫画という区分をする時代は少し前の話で、キュンキュンするものに反応する男子が珍しくもない時代になってきました。素敵なものには素敵、とはっきり言える時代のほうがいいですね。