女性に人気のクラシック【邦楽】

女性に人気のクラシックと言えばシューマンのトロイメライが挙げられます。
ドイツ語で「夢を見る」という意味を持つこの曲はシューマンの代表曲の1つで、ピアノだけでなくヴァイオリンやチェロ用にも編曲されたクラシックです。ゆったりとした美しい旋律は弾きやすく、子供の演奏会でも親しまれています。もちろん女性からも好まれていますが、リストの「ラ・カンパネラ」も負けていません。

近年のピアニストたちが演奏しているおかげで知名度が高い「ラ・カンパネラ」は演奏する難易度は高いものの、その激しくも繊細な旋律は多くの人を虜にしています。題名である「鐘」を至る所で表現しているこの曲は元々はパガニーニのヴァイオリン協奏曲でしたが、リストが編曲して今の形にしたそうです。

女性に人気の歌謡曲/演歌

歌謡曲/演歌は、日本人にとっての流行歌の宝庫であり、近年人気が高まっています。特に、歌謡曲独特の艶っぽさや湿っぽさはリスナーを魅了し、演歌の節回しの技術の高さや演歌の世界観が再評価されています。そんな中で、なぜ特に女性に歌謡曲/演歌が人気なのか説明します。

女性は、男性よりも歌詞の世界を味わうことを重視します。80年代以前の歌謡曲や演歌の世界には、優れた作詞家が多く、独自の世界観で勝負しています。その世界観に女性は没入し感情移入することも多く、結果的にメロディを含めた総合芸術として味わえます。また、歌謡曲ではメロディラインやコード進行なども、大人が甘く酔いしれることができるものが多く、聴く人を引き付ける点でとりわけ女性の人気を獲得できるといえます。