女性に人気の恋愛映画は「ジョゼと虎と魚たち」です。足が不自由で、車椅子がないと歩けないジョゼ演じる池脇千鶴と、田舎から都会の大学に出てきた今どきの普通の大学生である主人公の恒夫演じる妻夫木聡が出会い、お互いに
惹かれあっていくラブストーリーです。
恒夫が身障者の女の子に興味を持ち、その家に入り浸り恋に落ち一緒に生活をするという、至って普通の純愛ストーリーなのですが、この映画はいかにも自然体でリアルなのです。最後は二人はちょっとしたことでうまくいかなくなり、喧嘩をして別れます。
その結末の切なさは、感動やハッピーエンドといったこととかけ離れており、胸が苦しくなる程の共感を覚えます。映画に何を求めるかは見る人によって違いますが、この映画はいかにも現実的で、切ない恋の終わり方が話題となり、人気となった作品です。