特撮映画は今も昔も男性に人気のジャンルです。その中で近年最も絶賛された作品が「シン・ゴジラ」です。
しかしシン・ゴジラは特撮怪獣映画ではなく、パニック映画の側面が強く、パニック映画としてもおススメ出来る作品です。
現代の東京にゴジラのような巨大不明生物が現れた場合のシミュレーションが的確で、政府や自衛隊の緊急時の体制や動きがリアルに描かれています。シン・ゴジラのパニック映画として楽しむ側面は正にその「リアルさ」です。
世間は巨大不明生物の犠牲になり、未曽有の大災害になっている中、作中のほとんどが政府や閣僚の会議のシーンです。ゴジラとの戦闘も自衛隊機や民間車両です。本当のパニック時は、ある意味冷静でいる事が必要かも知れないと思わせられる作品です。